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住宅メーカーの選び方とは?

狭小住宅でも、理想の間取りや生活を叶えるために注目したいのが「一級建築士の在籍」と「狭小住宅の建築実績」です。詳しく紹介していきます。

CHECK 01
一級建築士の在籍

規定の間取りやよくある事例が適用しにいく狭小住宅で、常識にとらわれない発想をくれる存在が一級建築士です。

一級建築士は国土交通省から免許が交付される、国家資格の保持者。制限なくどんな建物でも建築できる知識と設計技術を持ちます。試験の合格率は例年10%程度の狭き門。難しい試験をクリアした、建築のプロフェッショナルです。

ときには、空間をただ広く取るだけではなく、あえて空間を凹ませることで広く感じる間取りをつくるアイデアも。「趣味のスペースが欲しい」「子どもたちを思い切り遊ばせたい」といった要望に、柔軟な思考で応えてくれます。

CHECK 02
狭小住宅の建築実績

実際に狭小地に家を建てるとなると、さまざまな制限やルールにぶつかります。知識はあっても、実際に建てたことがない会社では、プランニングに時間がかかる可能性があるでしょう。狭小住宅をメインで対応していたり、実際の建築経験があれば、その経験を活かした柔軟な発想でアドバイスをもらえます。

ここも確認しておくと◎!
対応力を図る3つのポイント

「一級建築士の在籍」「狭小住宅の建築実績」の2つを押さえた会社や工務店の中でも、以下3つのポイントを備えているとさらに希望に合った家づくりができる可能性が高まります。相談する会社を絞る際に参考にしてみてください。

設備の質が高いかどうか

住宅を建てる際に注目したいのが、住宅の設備。床暖房・浴室乾燥機・ウォークインクローゼットといった住宅設備から、基礎・構造・外壁材・断熱材などの仕様も含まれます。

どの住宅メーカーにも標準仕様というものがあり、それよりもさらに良いものを使うとなるとオプション価格が発生。最初の標準仕様のグレードが低いと、オプションが積み重なってあっという間に予算オーバーになってしまいます。

そのため、住宅メーカーを選ぶ際には標準仕様のグレードにも注目しておくと◎。最初からグレードの高い設備を採用しているメーカーであれば、オプションをつけることなく高品質な住宅が実現します。

担当者の対応はいいか

住宅メーカーの担当者・営業マンとの相性のよさも、重要な判断材料となります。家を建てるのに必要な期間は、少なくとも半年以上・長くて1年ほど。その間、相談や打ち合わせ行ったり、デザイナーや大工などとの窓口になるのは担当者です。

その人とうまくコミュニケーションが取れなかったり、態度が横柄だったり、話しにくい雰囲気だとしたら・・・せっかくの家づくりがつらい作業になってしまいます。そんな事態を避けるためにも、感性の合う人・話が合う人・説明が分かりやすい人・誠意のある人・情熱のある人と組みたいものです。

アフターサービスが充実しているか

家が建って引き渡しが終わってからも、住宅メーカーとはアフターサービスという形で付き合っていくことになります。定期点検の頻度や内容・保証期間・緊急のメンテナンス(雨漏りや設備の不具合など)を要する際の対応方法などを、事前にしっかりと確認しておきましょう。

その際に、どこまでが無償でどこからが有償になるかも聞いておくと安心です。また、メンテナンスの依頼や相談をしようと思ったら会社が倒産していたなどというケースもあるため、会社の実績・信頼性なども考慮しましょう。