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20坪の家(狭小住宅)の事例

こちらの記事では、20坪の住宅の事例をご紹介していきます。20坪の敷地の場合にはどのような住まいが建てられるのかというイメージを膨らませて、家づくりの参考にしてみてください。

20坪の狭小住宅事例

ここでは、20坪の狭小住宅の事例をご紹介します。これらの事例は、Google検索で「狭小住宅 20坪」と検索しヒットした工務店やメーカーのHPを調査し、HP内に20坪以下で建てた狭小住宅の施工事例を見つけられた業者を上から5つ紹介しています(2024年9月6日調査)。

地形をうまく活かした住まいづくり

桧山建工の施工事例
引用元:株式会社桧山建工公式HP
(https://www.hiyamakenkou.com/works/558/)

3階建ての狭小住宅に設けられたLDKです。2階にLDKを設置することにより、日中はカーテンを開けていても外からの目線が気にならない点がポイント。また、床材に用いられた木の温もりを感じられる点、地形を活かした設計を行うことによって、ダイニングとリビングの距離感が程よい空間となっています。

限られた空間を有効活用

有限会社都市工房の施工事例
引用元:有限会社都市工房HP
(https://www.shin1-1000kindo.com/work/12942/)

限られた空間を有効活用するために、家具は一部造作家具を施工。雰囲気が統一された可愛らしいイメージの住まいが完成しています。その他にも、2階の居室の扉を引き戸にすることにより、スペースを有効活用できるようにしたり、畳コーナーの畳の下には大容量の収納を設けるなど、さまざまな工夫が見られる住まいとなっています。

間仕切りのない広々とした間取りを実現

不二建設株式会社の施工事例
引用元:不二建設株式会社公式HP
(https://fuji-solar.co.jp/column/おしゃれな狭小住宅間取りの実例|暮らしに合わ/)

こちらは、母屋に隣接する敷地に、まるで離れのような狭小住宅を建てた事例となっています。リゾートライクな雰囲気が特徴の住まいとなっており、勾配天井と高窓のある、開放的な空間が特徴のリビングを設けている点がポイント。庭とつながる掃き出し窓により、見通しの良い視界が入るデザインに。間仕切りを無くしたことで、明るく広々とした間取りを実現しています。

家事動線にも配慮した明るいLDK

桧山建工の施工事例
引用元:株式会社桧山建工
(https://www.hiyamakenkou.com/works/2016/)

2階にLDKを設けている住まい。吹き抜けの高窓を設けることによって、開放感を演出するとともに柔らかい日差しが降り注いでくるため、心地よい空間となっています。また、LDKは家事動線や収納にも配慮されているところもポイントのひとつ。さらに全館空調としており、それぞれの部屋の温度差が少なくどの季節でも快適に過ごせる点も特徴です。

それぞれのライフスタイルを尊重する二世帯住宅

株式会社アースの施工事例
引用元:株式会社アース公式HP
(https://earth-official.net/gallery/home_gallery/home_gallery-9547/)

20坪の敷地に建つ実家を二世帯住宅に建て替えを行った事例です。家族それぞれのライフスタイルを尊重した使用となっている点が特徴。また、リビングの一角に手洗いスペースを設けることによって帰宅後すぐに手を洗えるように工夫しています。さらに、こちらの住まいは1階から3階までつながる吹き抜けを設けており、明るさと開放感を演出しています。

20坪の狭小住宅を建てるポイント

20坪の広さ

「1坪」は「1間×1間」の正方形で表されますが、1間は「6尺(1尺=約30.3cm)」です。この点から計算した場合、「1坪=約3.3平米」となることから、「20坪=約66平米」となり、畳で表すと「約40畳」の広さとなります。

同じような広さの例としては、「一般的な小学校の教室(約63〜64平米)」をイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。

20坪で建てられる間取りとは

20坪の敷地に家を建てる場合には、その敷地内で建物を建てられる割合(=建ぺい率)、敷地面積に対する延床面積の割合(=容積率)に注意する必要があります。この割合は、地域ごとに定められた用途地域や建物の形状により定められています。

建ぺい率は30〜80%の間で定められていることから、20坪の土地には最大で「66平米×0.8=52.8平米」の建物が建てられる計算になります。例えば夫婦2人が暮らすための2LDKと収納、といったイメージであれば、平屋建ての住まいを建てた場合でもゆったりと暮らせるといえるでしょう。

土地の用途を要チェック

上記の通り、家を建てる際には用途地域を確認することが必要です。例えば「第一種低層住居専用地域」であった場合にはさまざまな制限があります。その中のひとつとして、「建物の高さは10mまたは12mまで」と定められています。この点から、第一種低層住居専用地域では、ある程度広い敷地ではないと住まいの広さを確保するのは難しいといえます。

高さをとって圧迫感をなくしたい、といった要望がある場合には、まずは用途地域をチェックすることが大切です。

20坪あれば間取りによってゆとりも出せる

20坪の敷地に建てられる住まいについてご紹介してきました。これくらいの広さがあれば平屋の家を建てられますし、2階まで設けることによってゆったりとした暮らしも実現できるでしょう。また、必要に応じて収納のために階段下に収納スペースを設ける、屋根裏部屋を設けるなどの工夫をするのもおすすめです。

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